来日外国人の免税拡充へ…化粧品・食品など

政府は、訪日する外国人旅行者向けに消費税を免税する制度を拡充する方向で検討に入った。

 

消費税が課税されている化粧品や食料品、飲料などを新たに免税対象に加える案で、観光庁と財務省で協議を始めた。外国人観光客を増やし、国内の観光需要を盛り上げる狙いだ。年末にまとめる2014年度税制改正大綱に盛り込むことを目指す。

 麻生財務相は5日の閣議後記者会見で、「観光に資するなら大いに検討する値打ちがある」と前向きに検討する考えを示した。

 現在、日本に入国して6か月以内の外国人旅行者には、化粧品、飲料品、食料品、たばこ、医薬品、電池などの「消耗品」を除いて、生活用品を計1万501円以上買ったら消費税がかからない。麻生氏は「(免税申請の書類を)提出した人のチェックをする人数を増やさなければいけない」と述べ、税関の体制も強化する方向で検討を進める考えを示した。

 
出典:読売オンライン
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131105-OYT1T00607.htm