セブン銀行が、東京メトロの駅構内にある現金自動預払機（ＡＴＭ）を４月までに新たに５４台設置し、従来の約４倍に拡充することが６日わかった。セブン銀のＡＴＭは海外発行のクレジットカードで現金が引き出せるため、訪日外国人の利用が伸びている。２０２０年の東京五輪に向け、国際観光都市・東京の外国人の利便性を高める考えだ。
セブン銀行は平成２０年以降、東京メトロの１６駅にＡＴＭ１８台を設置してきた。
今回、丸ノ内線銀座駅や日比谷線仲御徒町駅などで新たに設置し、合計台数は５５駅７２台とする。増設により東京メトロ全駅の約３分の１の駅で利用できることになり、地下鉄で都内を移動する外国人の買い物客らの利便性が向上する。
観光庁の調査によると、日本では両替や現金引き出しができる場所が少ない、との不満が訪日外国人から上がっていた。
セブン銀行が持つ約２万台のＡＴＭでは、外国で発行されたカードを使った利用件数が前年比４０％近い伸び。同行は東京メトロ以外の鉄道駅にも、５月初めまでに１５台を新規設置する。
他の国内銀行では、ゆうちょ銀行のＡＴＭで外国発行のカードが利用可能だ。
出典：ＭＳＮ産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140307/fnc14030709230006-n1.htm
