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2016/04/28
インバウンド(訪日外国人観光客)に安心して旅行してもらおうと、県警は5月から、6カ国語やイラストでやり取りを円滑にする「警察版コミュニケーション支援ボード」を県内全ての交番・駐在所に配備する。話すのが不得手な高齢者や障害者も使えるという。県警地域課は「大勢の人たちに、困った時は上手に活用してもらえれば」としている。【山本康介、池田一生】  支援ボードは日本語、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の6カ国語を使った。「きぶんがわるい」「みちをおしえて」「こうつうじこにあった」といった困り事やトラブルを思い起こさせるイラストに、6カ国語を添えた。  交番や駐在所に駆け込んだ人たちは、警察官が日本語しか話せなくても、イラストを指さすことで、やり取りしやすくなると期待されている。  秋田に初めて支援ボードが導入されたのは2008年。この時は、ポルトガル語とスペイン語を除いた4カ国語版だった。公益財団法人「明治安田こころの健康財団」(東京都)が全国の警察に寄贈した一環だった。  新たな支援ボードは、インバウンドが全国的に増加することを見越して、財団が作製した。財団は26日、3種類の大きさのボード計約2130部を県警に寄贈した。寄贈式で、財団の母体となっている明治安田生命の江崎孝俊・秋田支社長は「コミュニケーションの手段として活用してほしい」と話した。  今後は5月中にも、交番や駐在所全149カ所に、50種類超のイラストを載せたA3判を配備する。パトカー向けにA4判の簡略版を、地域警察官向けにポケットサイズの簡略版をそれぞれ準備する。地域警察官は全員(589人)が常備し、すぐ使えるようにするという。 外国人宿泊者数、3年連続増加  県の観光統計によると、県内を訪れる外国人は増加傾向にある。2014年の外国人宿泊者数は延べ4万1510人で、前年から5370人(14・8%)増加した。東日本大震災の翌年の12年以降、3年連続で増えている。  県は15年に策定した地方創生の秋田版総合戦略で、19年の目標として「外国人宿泊者数10万人」を打ち出した。国際会議や2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿の誘致、外国人旅行客のサポートセンターの整備を進めたいとしている。 出典:毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160428/ddl/k05/010/200000c