国際女将会、香港大で日本文化をPR

日本旅館国際女将会(若松佐代子会長=福島県いわき湯本温泉雨情の宿新つた)の女将7人が4月19日、香港大学で日本文化をPRした。

 「着物体験」では女子学生が女将の着付けで振袖を体験した=写真。授業終了後の午後4時に開始し、2時間30分で42人の学生が参加。プロカメラマンが記念写真を撮影し、各学生にプレゼントした。

 箱根吟遊の太田清子女将は「振袖を着ていただくことで、日本への興味が膨らみ、日本を訪れていただけることを願っています」と話している。

 昼食の時間帯には、「日本米おにぎり試食会」と称して、おにぎり500個とペットボトルのお茶の無料配布も行った。

 学生たちに直接日本文化に触れてもらおうと、香港大学外国語学部日本研究学科が06年から毎年4月を「ジャパン・マンス」に設定。日本に関して行っている各種催しの一環。日本旅館国際女将会は同大学文学院の中野嘉子副部長から依頼を受け、JAL香港支店とともに、初回から協力している。一昨年は震災の影響で参加できなかったため、着物体験の実施は今回で7回目。

 女将7人は須賀紀子女将(北海道登別温泉・滝乃家)、小渕祥子女将(和歌山県川湯温泉・冨士屋)、榎本眞紀子女将(神奈川県箱根小涌谷温泉・三河屋旅館)、太田清子女将(神奈川県宮ノ下温泉・箱根吟遊)、鈴木美智子若女将(静岡県・観音温泉)吉田美紀女将(石川県山代温泉・ホテル百万石)、松本富子女将(兵庫県武田尾温泉・紅葉舘別邸あざれ)。

 

出典:http://www.kankokeizai.com/backnumber/13/05_18/inbound.html#01