外国人向けモデルツアー、小田急が大学生と連携し企画/神奈川

小田急電鉄は文化学園大学(東京都渋谷区)と連携し、外国人観光客向けのモデルツアーを企画、3日にホームページで公開を始めた。3年ほど前から展開している同大学との産学連携プロジェクトの一環。食や夜景が楽しめる江の島と、雑貨や古着の店が立ち並ぶ若者の街・下北沢を紹介した。流行に敏感な日本人学生と外国人留学生の視点を生かし、沿線に外国人客を呼び込むのが狙いだ。

 モデルツアー作りは昨年6月にスタート。同大学現代文化学部国際文化・観光学科の3年生14人が、五つのグループに分かれて参加した。各グループには外国人留学生も含まれ、現地調査などを実施。昨秋には小田急による選考会が行われ、江の島と下北沢のグループが選ばれた。

 「Slow Life Tourism」と題したモデルツアーは1泊2日のプラン。1日目は下北沢の古着店や居酒屋などを堪能し、翌日は小田急ロマンスカーに乗って新宿から江の島へ。江島神社や新江ノ島水族館、人気のパンケーキ店などを巡り、締めくくりは、江の島頂上でのイルミネーションや食事を楽しむといった内容だ。

 小田急の担当者は「学生や外国人留学生の視点から外国人観光客に訪れてほしい場所を選んでもらった。2020年の東京五輪を見据え、今後も外国人旅行者の獲得に力を注ぎたい」と話す。

 小田急外国語観光サイトに英語・中国語・韓国語で記載しているほか、同社ホームページに日本語版もある。

 

出典:カナロコ

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1403030022/