旅行業団体が総会(6) 京都府-青年部活動と十石舟

一般社団法人京都府旅行業協会(上原龍男会長=アートツーリスト)はこのほど、京都市中央区の京都国際ホテルで2014年度定時総会を開いた。

 

団体設立後1年が経過しての総会。上原会長は「1年間務められたのは皆さんの協力があってこそ」と感謝の弁。尾池文章副会長は「前進する体制であってほしいと願っていたが、会員を増やしたいという意欲が見えた」と評価した。

 

総会ではいずれの議案も承認。今年度も全国的に珍しい青年部活動を積極的に支援していく。交流事業として隔年開催していた新春賀詞交歓会は会員間の交流の深化を念頭に一新する予定。総会前には新・貸切バス運賃制度について、国交省担当者を招いて説明会を開いた。

 

京都府旅行業協同組合(山本芳孝理事長=ユニティツアーズ、52組合員)はこのほど、京都市中京区の京都国際ホテルで第32期通常総会を開いた。2014年度も過去最高の実績を上げた十石舟事業を中心とした着地型旅行商品の造成などに取り組む。

 

「岡崎さくらわかば回廊十石舟めぐり」は3月末―5月上旬の運航期間に1万9600人以上が乗船。前年より3200人も多く、対前年比120%と過去最高となった。今年からウェブ予約を始め、1675件、4716人の利用があった。同期間に行った南禅寺界隈を巡る着地型旅行商品は5本を催行し、153人を集めた。

 

14年度事業は組合員の仕入業務効率化に重点を置いたユニット商品の企画▽国内外観光客に向けたインバウンドの研究と企画▽協定機関の利用拡大―などに取り組む。

 

山本理事長は「十石舟は外国人が乗りにくる時代になった。インターネットを使って個人・グループ客をどうとらえるのか研究しなければいけない。インバウンド客を取り込む企画を出してほしい」と話していた。

 

出典:トラベルニュース at

http://www.travelnews.co.jp/news/tourist/1407011058.html