インバウンドとラグジュアリースポーツの波に乗る「Y-3」売上2ケタ増

デザイナー山本耀司とアディダス(adidas)の協業ブランド「Y-3(ワイスリー)」が、世界的にセールスを伸ばしている。売上高はシーズンごとに2ケタ増で好調だという。

 躍進のきっかけとなったのは、NYからパリにコレクション発表の場を移した2014-15年秋冬コレクションだ。その時期、欧州を中心に「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」や「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」といった、スポーツウェアやストリートウェアをラグジュアリーに昇華したブランドが台頭しはじめており、ブランド担当者は「"ラグジュアリースポーツ"の波に乗った」と話す。

 国内では、昨今の訪日観光客の増加に比例し、インバウンド客数が増えている。中国をはじめとするアジア圏だけでも50店舗の単独店を展開していて知名度が高まっており、また日本の販売価格に割安感があることにも起因しているという。

 特に好調なのは、アディダスのテクノロジー「BOOSTフォーム」を採用したシリーズなどのフットウェアで、QASAシリーズは人気を受けて夏に初のウィメンズモデルが登場する。Kanye West(カニエ・ウエスト)や韓国のアイドルグループBIGBANG(ビッグバン)のリーダーG-DRAGON(ジードラゴン)が着用したスニーカーを求めて店頭に行列ができるなど、「Y-3」を愛用している著名人の影響も大きいようだ。


出典:.Fashionsnap.com

http://www.fashionsnap.com/news/2015-05-25/y3-15sales/

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