デパ地下、外国人にPR 大丸札幌店、商品開発へ試食会

大丸札幌店は急増する外国人観光客向けに食品売り場を充実させる。新メニューを開発しようと7日、中国人や韓国人を招いた試食会を開いた。大丸に限らず地下の食品売り場を訪れる外国人観光客が増えているといい、百貨店各店は定番の宝石や時計を売るだけではなく、デパ地下にも外国人客を呼び込もうと躍起だ。 


 試食会には、大丸で通訳をしている中国人の案内係が知人に声をかけ、30代前後の男女計10人が参加。うなぎのかば焼きやえび天おにぎり、ロールケーキなど食品売り場のメニュー64種類を試し、好き嫌いを5段階で評価した。中国人留学生劉淋さん(34)は「食品をきれいに並べる日本の百貨店のような売り場は中国に少ない。安全な北海道産の食品は値段が高くても買いたい」と評価した。


 同店の3~6月の外国人客への免税品販売額は前年同期の4倍。宝石や高級ブランドの時計が中心で、食品は全体の5%にとどまるが、今後需要が伸びるとみる。試食会での評価を踏まえ、10月までに人気メニューを売り場で紹介したり、会員制交流サイト(SNS)で発信したりする。


出展:北海道新聞

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0154251.html

コメント: 0