富士山:夏山シーズン終了 5合目、外国人観光客らでにぎわう /山梨

富士山の今年の夏山シーズンが14日で終了した。昨年と同様9月で最も遅い閉山日となった同日の5合目は、霧がかかる天候ながらも外国人観光客らでにぎわい、登山者や下山者の姿もあった。


 最終日に山頂を目指す人の姿も見られた。後輩と1合目から富士登山に挑戦していた長野県軽井沢町のフリーター、一瀬淳一さん(38)は、「山小屋の予約や下調べはしたが、今日が閉山日とは知らなかった。国内最高峰なので、安全に登れれば」と話した。


 13〜14日に会社の仲間らと登った埼玉県上尾市の会社員、中口裕介さん(30)は、「下りは下山道が使えなかったため、登山道の岩場を下って疲れた」と話した。同じグループで、13日に誕生日を迎えた同県狭山市の成田香緒里さん(31)は「登山客からも誕生日を祝ってもらえ思い出になった。また来たい」と満足げだった。


 昨年に引き続き過去最長となる53日間のマイカー規制が行われた富士山有料道路「富士スバルライン」は、15日から11月末まで、観光バスなどを除く普通車や二輪車を対象に、平日の通行料の無料化が実施される。


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 一方、14日には富士河口湖町内で、5合目の売店経営者や観光業者らが出席する「四合目・五合目部会」の第4回会合があった。富士山4、5合目の将来像について識者らが検討する「富士山四合目・五合目グランドデザイン」について、神社など信仰のゾーンと、売店など施設のゾーンを区分けする検討内容について確認するなどした。


出典:毎日新聞

http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20150915ddlk19040025000c.html

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