鉄道2社、自慢の味で連携 いわて銀河と秋田内陸が共通クーポン配布

  第三セクターの秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)とIGRいわて銀河鉄道(盛岡市)は、食をキーワードに連携して誘客を図る取り組みを始める。両社の直営レストランを軸にした旅行商品の開発や共催イベントに力を入れ、岩手と秋田の交流人口拡大にもつなげることを目指す。

 

 秋田内陸縦貫鉄道は阿仁合駅(北秋田市)で里山レストラン&カフェ「こぐま亭」、いわて銀河鉄道は青山駅(盛岡市)でレストラン「びすとろ銀河」をそれぞれ運営している。

 連携事業の第1弾として、双方で使えるクーポンの配布を両駅で始めた。手を携え、地元が誇る食文化の魅力を発信していく。

 

 秋田内陸縦貫鉄道では、沿線から眺める自然豊かな風景などが人気を集め、訪日外国人旅行者(インバウンド)が増加傾向にある。

 

 こうした状況も踏まえ、両社は旅行プランの開発やグッズの相互販売などの連携を強め、旅行客をより効果的に受け入れられるような態勢整備を図る。

 

 秋田内陸縦貫鉄道は「それぞれの鉄道の魅力を感じていただきながら、観光の大きな楽しみの一つである地域の食を共にアピールしていきたい」と話す。

 

 

 

出典:河北新聞

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181110_72045.html