世界に愛されるクールジャパン。人気急上昇中の「都道府県」TOP5

世界に愛されるクールジャパン。人気急上昇中の「都道府県」TOP5

 

政府観光局(JNTO)が発表した「訪日外客数(訪日外国人数)の年間推計値(PDF)」によると、2018年12月時点の観光客数は前年同月と比べ、約11万人増加の263万2,000人と過去最高を記録。今後も2020年には東京オリンピックを控えており、さらなる増加が予想されています。

 

しかし、実際に訪日外国人のみなさんは、日本のどこを目指してやってきているのでしょうか?

 

この度、旅行予約サービス「楽天トラベル」が、楽天トラベル外国語サイト経由の人泊数をもとに、「2018年 訪日旅行(インバウンド)人気上昇都道府県ランキング」を発表しました。今回はこのランキングからTOP5の「インバウンド人気上昇都道府県」をご紹介します。

 

 

 

第5位 山形県(前年同期比+130.9%)

まず第5位には、前年同期比130.9%で山形県がランクインしました。山形県は近年、東南アジアからの観光客数が伸びているようで、なかでもタイとシンガポールからの観光客が増加しています。

 

そのため山形県知事は、2020年までに外国人観光客数を30万人にするという目標を掲げており、羽黒山五重塔、鶴岡市立加茂水族館、蔵王温泉大露天風呂、山形城跡 霞城公園など名所への観光客誘致に力を入れています。

 

 

 

第4位 新潟県(前年同期比+138.1%)

第4位は前年同期比138.1%の新潟県です。新潟県は2017年に新潟とロシアを結ぶチャーター便が増便したことで、ロシア人の観光客が急増しています。

 

特に訪日外国人から人気を集めている観光スポットは、弥彦神社や佐渡といったように新潟市以外が多いようですね。

 

 

第3位 岩手県(前年同期比+139.4%)

第3位にランクインした岩手県は、前年同期比139.4%となっています。岩手県は花巻空港に2018年、台湾との国際定期便が就航したことで、台湾からの宿泊が最も好調でした。

 

エリア別にみると「安比高原・八幡平・二戸」エリアがなんと453.8%増と、最も上昇しています。

 

同エリア内にある安比高原スキー場は、いわて花巻空港からバスで約80分とアクセスが良く、外国人観光客も楽しめると好調です。さらに多国籍のスタッフを積極的に採用し、多言語対応にも取り組んでいます。

 

 

第2位 福島県(前年同期比+184.6%)

第2位には、前年同期比184.6%で福島県がランクインしました。福島県は前回のランク外からいきなり2位にランクアップしています。

 

エリア別に見ると「会津若松・喜多方」エリアに最も人気が集まっています。その大きな要因は、会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶJR只見線が、秘境を巡る風景の美しさから「世界で最もロマンティックな鉄道」として中国や台湾、タイなどのSNS上で話題になったためではないでしょうか。

 

 

第1位 鳥取県(前年同期比+189.6%)

そして今回第1位に輝いたのが鳥取県です。鳥取県は前年も3位にランクインしており、近年外国人旅行者からの注目を集めています。

 

県内には「ゲゲゲの鬼太郎」と「名探偵コナン」に由来する愛称を持つ「米子鬼太郎空港」と「鳥取砂丘コナン空港」の2つの空港があり、元となったアニメは多くの外国人にも親しまれています。

 

特に「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる氏の出身地に建つ記念館は、人気観光スポットのひとつです。

 

日本では比較的古く、長く放送が続いている「ゲゲゲの鬼太郎」や「名探偵コナン」が、海外でも人気なのは少し意外かもしれませんね。今回取り上げた県は、それぞれがさらなるインバウンド誘致に取り組んでおり、今後も増加すると思われます。

 

いまのうちに、その魅力を確かめに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

 

 

出典:ニコニコニュース

https://news.nicovideo.jp/watch/nw5169202

参考ウェブサイト:アニメツーリズム88 https://animetourism88.com/ja/88AnimeSpot