LinkedIn広告とは?基本的な配信設定とターゲティングの特徴

17:30配信

LinkedIn広告とは?基本的な配信設定とターゲティングの特徴
LinkedIn広告とは?基本的な配信設定とターゲティングの特徴 

SNS系の運用型広告の中でも、FacebookTwitterなどと異なる、ビジネス系のターゲティングに強みを持つのがLinkedIn(リンクトイン)広告です。海外ユーザーが多く、海外マーケティング、訪日インバウンドプロモーションの手段としても有効です。

今回はそのLinkedIn広告について、基本的な配信設定の流れとターゲティングの特徴をご紹介します。

 

 

 

◇◆LinkedInとは

世界最大級のビジネス特化型SNS20035月サービス開始後、アメリカ合衆国を始め、世界各国で普及し、20184月現在、登録メンバーは54千万人を超す。日本では200万人以上が登録しており、201612月に米国マイクロソフト社に買収されている。

 

【ウィキペディアより】https://ja.wikipedia.org/wiki/LinkedIn

 

 

 

◇◆LinkedIn広告_配信設定

今回はLinkedIn広告の基本的な内容となる広告アカウントの構造と配信設定についてご紹介します。

 

広告キャンペーンの開設

LinkedIn広告を運用する為には、LinkedInの個人アカウントが必要で、広告運用責任者となる個人アカウントから「広告キャンペーン=キャンペーンマネージャー」を開設します。このキャンペーンマネージャーがLinkedInの広告管理画面となります。

 

キャンペーンマネージャー開設後、

「アカウント→キャンペーングループ→キャンペーン→広告(クリエイティブ)」

という順序で設定していきます。

 

それでは、順を追ってみてきましょう。

 

LinkedIn公式ヘルプ】キャンペーンマネージャーを利用する

https://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/61518

 

 

アカウント設定

 

①アカウント名

広告アカウント名を入力。

尚、以下3つの内どれかに当てはまる場合はアカウントを複数に分けた方が良いので、それも踏まえて設定。

1.代理店として、複数の会社の広告を掲載する場合

2.複数の LinkedIn会社・団体ページを持つ会社の広告を掲載する場合

3.広告キャンペーンの支払いを通貨別に分ける必要がある場合

 

②通貨

広告費用の支払い通貨を選択。

 

③広告に関連付けるLinkedInページ

広告配信にLinkedIn会社・団体ページを関連付けることが可能。

 

LinkedIn公式ヘルプ】広告アカウントを作成するhttps://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/9710/-?lang=ja

 

 

キャンペーングループ設定

①キャンペーングループ名

任意のキャンペーングループ名を入力。

 

②ステータス

初期設定では、「アクティブ」か「下書き」のどちらかを設定。

「下書き」の場合、「アクティブ」の状態にするまでは、キャンペーングループ配下にあるキャンペーン及び広告(クリエイティブ)の配信は開始されません。

 

③配信スケジュール

配信開始日・終了日と配信予算を設定。

 

キャンペーン設定

 

①キャンペーンの目的(広告タイプ)を設定 

目的に応じて以下7つの広告タイプから選択。

 

・ブランド認知度

・ウェブサイト訪問

・エンゲージメント

・動画視聴

・リード獲得

・コンバージョン

・求人応募者

 

選択した目的(広告タイプ)によって、その目的の下に作成されるキャンペーンで利用できる広告フォーマット、予算タイプ、入札タイプなどが異なります。詳細は以下公式ヘルプをご参照ください。

 

LinkedIn公式ヘルプ】目的ごとの配信設定の違いについてhttps://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/104431

 

 

②オーディエンス設定

項目に沿って、エリア、言語、属性などでオーディエンスをターゲティングしていきます。特にオーディエンス属性の項目にLinkedIn広告の特徴と強みがあります。その一部を以下にご紹介します。

 

ビジネスに特化したSNSであるからこそ、ユーザーは会社、学歴、職務経験・スキルなど細かなビジネスに関連する情報を設定しています。その為、広告主としては、その細かなユーザーの情報に対してターゲティングすることが可能となっていることがLinkedIn広告の最大の特徴です。

例えば、「会社」というオーディエンス属性の中には、会社名、会社の規模、会社カテゴリー、会社成長率、社員のつながり、など様々な会社に関連する情報があります。

また、「職務経験」というオーディエンス属性の中には、スキル、ポジション、社会人経験年数、職務タイプ、職務レベルなどに対してターゲティングが可能です。

つまり、海外マーケティングやBtoB商材、リクルートなどを目的とした広告運用には特に適しています。

 

 

③広告フォーマット設定

広告フォーマットは、キャンペーンの目的に応じて選択できるフォーマットが異なります。この部分はまた別の記事でご紹介させて頂きます。

もしくは、弊社までお問合せください。

※上記画像はキャンペーンの目的で「ブランド認知」を選択した場合の広告フォーマット。

 

 

④予算とスケジュールの設定

1日の予算や通算予算など、配信日程や目的に応じて予算配分を設定します。

また、広告配信の肝となる最適化の目標や入札戦略を選択します。こちらも選択するキャンペーンの目的に応じて設定できる内容が異なります。詳しくは以下参照ください。

 

LinkedIn公式ヘルプ】目的ごとの配信設定の違いについてhttps://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/104431

 

最後にコンバージョントラッキングを設定し、キャンペーン設定は完了です。

 

 

広告(クリエイティブ)設定

 

①広告を作成

広告の名前、紹介文、リンク先URL、広告画像などを設定し広告(クリエイティブ)を作成します。こちらも広告フォーマットに応じて設定項目、入稿素材が異なります。

 

広告作成まで完了したら、配信準備は完了です。

LinkedIn側の広告(クリエイティブ)審査に通れば、配信開始となります。

 

 

◇◆まとめ 

LinkedInは圧倒的に海外ユーザーが多く、FacebookGoogleとは異なるターゲティングで広告運用が可能です。その為、コロナ禍で訪日インバウンドがない今だからこそ、海外向けマーケティング手法の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

 

弊社でも運用実績がございますので、是非お気軽にご相談ください。

 

著者:JOINT ONE 嶋田拓司