インバウンド回復を ハーブ園やクルーズ巡って 神戸観光「パスポート」外国人に無料で配布

新型コロナウイルスを巡る政府の水際対策が大幅に緩和された11日、神戸観光局は、外国人の個人旅行者を対象に、神戸市内の主要観光施設で使える「KOBE観光スマートパスポート」1日券(通常3600円)の無料配布を始めた。インバウンド(訪日客)需要の回復を見込み、長く滞在してもらおうと企画。JR三ノ宮駅東口近くの市総合インフォメーションセンターと新神戸駅観光案内所で先着計300人に配る。

 

緩和では1日5万人の入国上限が撤廃され、個人旅行も解禁されるなどした。

 

パスポートは、同観光局が昨年7月から販売。布引ハーブ園や神戸港のクルーズ、神戸どうぶつ王国など約50の施設で利用できる。

 

無料配布は、市内の宿泊施設を通じて訪日客にPRしている。配布窓口ではこの日、まだ数は少ないものの、欧州や北米からの旅行者が券を受け取って街に繰り出す姿が見られた。観光局の渡辺元樹観光部長(44)は「緩和で神戸にも外国人客が戻ることが期待できる」と話していた。

 

パスポートは10月末まで、日本人観光客にも割引を実施。1日券、2日券(通常5900円)とも半額で販売する。(竜門和諒)

 

 

出典:神戸新聞NEXT

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202210/0015715188.shtml