海外旅行好きの台湾人に期待 日本や韓国、コロナ後見据えた観光誘致に注力

 

(台北中央社)新型コロナウイルスで海外渡航が制限される中、台湾人観光客の潜在力に期待する日本や韓国の地方自治体などが、コロナ収束後を見据えた観光誘致のオンラインイベントに力を入れている。

 

海外旅行好きで知られる台湾人。総人口は約2300 万人ながら、交通部(交通省)観光局の統計によると、2019年に海外渡航した台湾人は延べ1710万1335人。日本政府観光局が発表した同年の日本人出国者数は2008万669人だった。

 

佐賀県は、かつて同県を訪れたことがある人を対象に、現地で撮影した写真を投稿するよう呼び掛けるキャンペーンを今月1日から24日まで実施。インターネットによる人気投票も行われ、入選者に記念品が贈られるほか、入選作品の展示会も3月に台北市内で開催される。

 

高知県は、チャイナエアライン(中華航空)傘下の格安航空会社(LCC)、タイガーエア台湾(台湾虎航)とコラボレーション。同県の名所や景勝地をテーマにしたクイズイベントを同社の特設ページで今月8日から来月8日まで実施し、正解者の中から抽選で10人に、同県の特産品詰め合わせを贈呈する。

 

このほか韓国の文化体育観光部なども、現地でしか手に入らない商品などをインターネットで紹介、販売するショッピングイベントを今月14日から来月28日まで開催する。

 

 

出典:フォーカス台湾

https://japan.cna.com.tw/news/asoc/202101150002.aspx