英国 海外旅行へ行く自国民に対し来週からワクチンパスポートを導入

英国では、ツアー旅行などで海外に出かける自国民向けのワクチンパスポートが、17日から国民健康保険(NHS)のスマートフォンやタブレット端末のアプリから発行される。英タイムズが報じている。

 

このワクチンパスポートは、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した英国人にのみ発行される。また、紙媒体でも入手可能だという。この証明書は、英国人観光客が人気の休暇先に行くための必須条件であり、ギリシャも英国当局との協議でこのパスポートを求めていた。

 

 

 

来週から海外旅行者向けに公開されるNHSのアプリは、もともと医療記録や医師の予約、過去と同じ内容の処方箋を出す場合などをオンラインで行うために作られた。NHS の技術部門であるNHS Digitalは、医療記録からワクチンのデータを取り出し、関係者に提示するために別の画面で表示できるようにアプリを調整している。

英国当局の声明によると、誰もが「5月17日からスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で無料のNHSアプリを利用できるようになる」としており、「海外旅行を予約する前に」このアプリの利用登録を行うように推奨している。

 

英国ではこれまで、成人の67%(3550万人)が1回目のワクチン接種を済ませ、34%(1790万人)が2回目のワクチン接種を完了している。同国では40歳以上の成人が接種を完了しており、今後数週間のうちに35歳以上の成人に対しワクチン接種を呼びかける予定。

 

 

 

出典:SPUTNIK

https://jp.sputniknews.com/covid-19/202105118372842/