豪州が外国人渡航者の受け入れ再開…イスラエルも規制緩和へ

【ジャカルタ=川上大介、エルサレム=工藤彩香】

新型コロナウイルスの感染防止対策として厳しい入国規制を続けてきたオーストラリアとイスラエルが、相次いで規制を緩和する。

 

豪政府は21日、ワクチン接種完了を条件に、外国人渡航者の全面的な受け入れを再開した。

 

豪政府によると、海外には学生ビザ(査証)などの所有者が123万人以上いる。新型コロナの影響で打撃を受けた経済の活性化へ向け、留学生や観光客らを呼び戻すためのキャンペーンに4000万豪ドル(約33億円)を投じる。

 

豪州は新型コロナの感染拡大の影響で2020年3月以降、外国人の入国を原則として認めてこなかった。昨年12月から日本や韓国からの入国を認めるなど規制緩和を徐々に進め、国内のワクチン接種率が向上したことなどを踏まえて制限緩和を決めた。

 

イスラエル政府は20日、外国人観光客の受け入れを3月1日から再開すると発表した。新型コロナの変異株「オミクロン株」流入防止のため、昨年11月に外国人の入国を原則禁止としたが、感染者の減少を受けて規制を緩和する。3月からはワクチン接種の有無にかかわらず、誰でも入国できるようになる。

 

 

出典:Yahooニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/04381ee867cd33f149af488829f3eb381c06be90