外国人留学生受け入れ加速へ 未入国15万人に対応

松野博一官房長官は9日の記者会見で、新型コロナウイルス禍を受けた水際対策の緩和に合わせて、日本留学を希望する外国人受け入れを円滑化する取り組みを始めると明らかにした。在留資格認定を受けたが未入国の留学生は約15万いるといい、「円滑、着実に入国できるよう取り組む。5月末までに相当程度、入国できるのではないか」との見通しを示した。

 

松野氏によると、3月中旬をめどに「留学生活円滑スキーム」を開始する。5月末までの国際便を対象に、空席を活用するなどして平日を中心に1000人程度の入国者数を上乗せし、留学生入国を受け付ける。

 

松野氏は、一般の入国枠もあわせ留学生入国を円滑化すると説明し、「こうした留学生の入国を認めることは諸外国との友好関係を構築し、わが国の教育、研究力の向上などに極めて重要だ」と述べた。

 

政府は水際措置強化で1日当たりの入国者数上限を5000人としていたが、14日から7000人に引き上げるなどの緩和を行う。

 

出典:産経新聞

https://www.sankei.com/article/20220309-3F4PVYTQLFOS7MYOJTA6LNMJBM/