ねぷた村に3年ぶり訪日団体客

新型コロナウイルスの水際対策緩和が進む中、弘前市の津軽藩ねぷた村(中村元彦理事長)は8日、3年ぶりに海外からの団体ツアーとして米ハワイ州の観光客21人を受け入れた。今月中は香港、台湾からのツアー客来訪も決まっており、同施設では「これを足掛かりにしたい」と、長らく停滞してきたインバウンド(訪日旅行)再開へ大きな期待を寄せる。

 政府は新型コロナ対策で停止していた海外からの観光客受け入れについて、6月から特定の国・地域からの添乗員付きパッケージツアーに限って観光客の受け入れを認めてきたが、今月7日からは添乗員を伴わないパッケージツアーを解禁、1日当たりの入国者上限も5万人へ引き上げた。

 北海道と本県を周遊するハワイからの添乗員付きツアーは3日に来日。7日に本県入りし、弘前市りんご公園や弘前公園などを巡った。同市内のホテルに宿泊し、8日は市立観光館でリンゴの形をした土鈴への絵付けを体験。津軽藩ねぷた村の坂本羊子さんの手ほどきで、桜などの花や日本の国旗、日本語で名前を入れるなどし、カラフルな色合いの土鈴を完成させた。

 

 

出典:陸奥新報

http://www.mutusinpou.co.jp/news/2022/09/72256.html