いざ花盛り!世界に魅せつけよう桜の舞

19:30配信

いざ花盛り!世界に魅せつけよう桜の舞
いざ花盛り!世界に魅せつけよう桜の舞

各地で平年より早い開花が報じられています。

今年も外出自粛の為、季節を常に感じながら桜を迎えることができず、正直「あっ、もうそんな季節か・・」なんていう感覚だった方も多いのではないでしょうか。

 

日本は四季があり、その四季こそがもたらし、魅せてくれる美しい自然の魔法が散らばっている国です。

そして、春の風物詩と言えば、「桜」です。日本人は古来より桜を愛でる習慣があり、それが代々受け継がれ時代と共に変化しながら現代の花見があります。

そう、まさに花見は日本の伝統です。

しかしながら、実際に、花見自体の需要が急成長したのもここ数年、理由はやはりインバウンドの成長と共にありました。

15年ほど前は上野恩賜公園(通称:上野公園)の桜を楽しむ人口が150万人前後であったにもかかわらず2019年では400万人ほどと言われており、その多くは外国人の影響と言えます。

下記データにより訪日外国人の推移が右肩あがりなのが分かります。出典元:日本政府観光局(JNTO

 

 

インバウンド観光手配においての業務上、春先のリクエストには必ずと言っていいほど「Cherry Blossom」という言葉が出現します。

日本人がおこなっているように外国人が桜の下でレジャーシートを広げ、酒や食事を楽しみ、周りの花見客と共に楽しく過ごすという情景も目立つようになってきました。

訪日外国人が増加していった2015年あたりからコロナ前の2019年までの3月4月は、宿泊施設が訪日外国人観光客でほぼ満室に近い状況、そしてシーズナリティもぐんと上がり、クリスマスや正月、お盆などと同様に繁忙期の仲間入りとなりました。

やはり、訪日外国人が桜を楽しむ姿が目立ち始め、それにともなうサービスなどを多く取り上げ発信されてきたことにより、日本人もお花見を再認識するきっかけとなり、同様にお花見増加にも影響を与えていたと考えられます。

 

さて、日本人の意識さえも変えてしまうほど、訪日外国人も魅せられた「日本の桜」。

しかし残念ながら今年も昨年と同様、訪日観光の再開が未定となっている為“お花見訪日”ができません。

そんな日本の桜を心待ちにしている外国人にお届けできるプランにはどのようなものがあるでしょうか?

 

 

◇◆世界中にお花見発信

・YouTube

桜ドローンプロジェクト ライブ配信318日から 

https://youtu.be/G81kdNznvu4 

 

 

 

Discover Nippon 

https://youtu.be/rMeFqVYayTk

 

映像などであればいつでもどこでもお花見を楽しむことができます。

 

最近流行りつつあるプロジェクターなどを介してお部屋を彩りながら楽しんだり、オンラインでシェアしながら遠隔の友人と楽しんだり、また、様々な名所が映し出されることで、桜シーズンの訪問エリアの検討に繋げることができます。コメントなどからも様々なヒントを得ることが出来ます。

 

 

◇◆日本人や在日外国人も可能なサービス。

・物販

170もの飲食店舗が参加、おうちで楽しむ「新たなお花見体験」を提案。SAKURA FES NIHONBASHI 2021 開催

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000051782.html

 

 

・観光

Skybus Tokyo

https://www.skybus.jp/topics/?ca=1&p=1#n1510886720-175641

 

目黒川お花見クルーズ

https://www.zeal.ne.jp/plan/145/

 

 

上記は一部ですが、感染拡大防止をしながら、「花見」を楽しむことで、改めて日本の伝統や慣習を見直すことができ、リフレッシュして心身ともに健康に過ごす英気を養える後押しになります。

また、外国人だけでなく日本人も今まで知らなかった場所・コト・モノとの出会いもあり日本の新たな魅力に気づかされることも多々あると思います。

 

 

◇◆まとめ

 

コロナ前と同様の花見スタイルというわけにはいかなくとも、コロナ禍という状況だからこそ今までの花見のスタンダードを見直し、新しいサービスやニーズが生まれることで企業の成長にも繋がると思います。更にアフターコロナにも対応でき、サービス内容によってはコロナ前に問題とされていたオーバーツーリズムを解消する可能性も秘めています。

 

日本の美しい伝統「花見」のダイバーシティ(多様性)をもっと世界に広げ、終息後のリアル花見の諸行無常の美しさを早く体験してもらえることを願うばかりです。

 

  

 

ライター:カイトマウリ (JOINT ONE)