五輪決まれば「観光立国」追い風と期待

政府は経済成長にも貢献するとして日本を訪れる外国人観光客を増やす「観光立国」を目指しており、2020年のオリンピックとパラリンピックの東京での開催が決まれば強烈な追い風になると期待しています。

観光庁は日本の経済成長にもつながるとして「観光立国」をうたい、日本を訪れる外国人旅行者数の目標を当面、年間1000万人としています。
こうしたなかでオリンピックとパラリンピックの東京開催が決まれば2020年にかけて日本を訪れる外国人観光客が大幅に増えると見込んでおり、開催が決まった場合はPRをより積極的に行って東京だけでなく日本のさまざまな観光地へ外国人を呼び込みたい考えです。
また円安傾向で外国人観光客が急増し、ことしは年間1000万人という目標を初めて達成する可能性が出ているだけに観光庁ではオリンピックの開催が決まれば次の目標である「年間2000万人」に向けて弾みがつくと期待しています。
一方、国土交通省などでは開催が決まれば会場周辺へのアクセスを改善し、街頭の案内標識も英語などで分かりやすく表示していく方針で外国人観光客の受け入れ態勢の整備が進むことになりそうです。